花束を持つ女性がたくさん街中に現れる、香港のバレンタインデー“情人節”
- お知らせ2023.02.08
香港でもバレンタインデーは日本や各国と同じく2月14日とされています。この日はカップルや夫婦は一般的にどのようにしてお祝いするのかをご紹介いたします。
この日は、香港では男性から女性に愛を告白する日として街中では花束を持った方がよく見かけられます。街のお花屋さんも、この日は注文が入ったとみられる豪華なブーケやアレンジメントでお店のスペースがもうないくらいにお花で溢れており、お店の外にまでブーケを並べているところもよく見かけます。1人では抱え切れないくらいの大きな赤いバラのブーケ、多分100本以上はあるだろうと思うくらい巨大なものもあります。見ている分にはとても綺麗で癒されますが、お花屋さんにとってはクリスマスや旧正月と並ぶくらいに超多忙な日だと察します。
バレンタインデーで一番に驚くことは、男性が女性の職場に大きな花束を届ける習慣があることです。自分で届ける人もいれば、お花屋さんが配達してくれることもあります。日本の職場の雰囲気から考えると、職場に大きな花束を女性に贈るなんてバレンタインデーであってもかなり驚きを隠せませんよね。しかし、この光景は香港では当たり前で、堂々と自分のデスクに飾ったり、ありがたく笑みを浮かべて受け取る感じで職場ではお花が増えてかなり華やぎます。
この日にお花を贈ってデートに誘う人、愛の告白をする人、まだお付き合いをしていない女性へ送ることもあり、男性にとっては少々プレッシャーを感じる方もいらっしゃるかもしれませんね!ランチやディナーにも、ゴージャスなレストランを予約してお祝いする人も多いです。ホテルでは、ステーケーションのパッケージなども売り出しがあります。因みに、日本では定番のホワイトデーがありますが、香港にはありません。
さて、お花に関してですが香港にはフラワーマーケットが九龍サイドの太子(Prince Edward)にあります。街のお花屋さんよりも多少お安く、新鮮な花がたくさん売られている市場です。お花屋さんやお花の教室を運営する先生、お花の仕事に関わる方が資材や花材を調達する場所としても知られている有名な場所で、一般の方でも購入が可能です。バレンタインデーが近づくと、フラワーマーケットもバレンタイン用のブーケで溢れています。中にはぬいぐるみやチョコレートが入ったもの、小さな風船つきのものなどユニークな作りのものも見られて、これらの斬新なデザインも日本人にとっては見ていて面白いと思います。こちらは観光地としてもふらっと歩くと楽しいので、是非お近くに来られた際にはフラワーマーケットを散策してみてください。
日本のバレンタインデーとは習慣が異なる香港のバレンタインデーはいかがでしたでしょうか?男性はお花の注文から当日の食事など、普段より気を配る日となります。バレンタインデーに限らず、香港の方は家族とのイベントや季節の行事をとても大切にしている印象があります。また香港でのイベントや習慣をご紹介いたします。
弊社 香港在住スタッフからのコラムをお届けしました。